湯沢町で採れる山菜の紹介

うど <うこぎ科>

産地・特徴: 山地の斜面や雑木林の周辺などに生える多年生の草木。 大きいものは2m位に。茎は濃緑色でとげ状の毛があります。
時期:4-5月
食用部分:若芽全体
調理方法:そのままでもおいしく食べられますが、 皮をむいて酢水に20分ほどつけ、水気をきってアク出しをしてから調理します。 味噌をつけて食べてもおいしく、サラダ、天ぷら、キンピラ、ゴマあえ、 みそ汁、ヌタなど用途広く使えます。

わらび <イノモトソウ科>

産地・特徴:山すそや林の中、堤などに生える多年草。太く伸びた葉柄の  先に、こぶし状に曲がった葉があります。
時期:5月-7月
食用部分:若葉。地上10〜15cmが最適。
調理方法:充分にアク抜きをします。おひたしは、2〜3分ゆでて、冷水 にさらし、3〜4cm切って盛りつけ、かつお節をかけます。このほか、 和え物、酢のもの、煮物、漬けもの、みそ汁など、いろんな調理で楽し めます。

タラの芽 <うこぎ科>

産地・特徴:日当たりのよいやぶやその周辺でよくみかけます。幹の高さ は3〜4m。葉は鋭いトゲにおおわれています。
時期:4-5月頃。
食用部分:若芽。(指の長さほど)
調理方法:美味の聞こえ高い天ぷらにはそのままさっと洗い、水を切って 薄めの衣で揚げるのがコツ(5〜6秒位)。煮付は、酒、醤油等で味つ けしただし汁に生のタラの芽を入れ、強火でころがすように手早く煮ま す。(煮汁がしみ込みすぎぬよう)。

山タケノコ <イネ科>

産地・特徴:産地の林の中や草原に群生していることが多いようです。 根曲がり竹の新芽で、竹の高さは1.5〜3mになります。
時期:6月頃。
食用部分:新芽、皮をむいた柔らかい所。
調理方法:通常のタケノコの同様に、煮もの、みそ汁、天ぷら、和えもの などに、あるいはにしんと一緒に味噌いためにしてもおいしくいただけま す。細身で柔らかいので、とても食べやすいのが特徴。

きの芽 <あけび科>

産地・特徴:林ややぶに中に生えているあけび科のつる性落葉低木。若芽  は<木の芽>と呼ばれ、独特のほろ苦さが珍重されている。
時期:若芽は5〜6月、実は10月頃。
食用部分:若芽、実。
調理方法:まず、塩をたっぷりめの湯で、堅めにゆでで水でさらしてくだ さい。実はこの状態でも食べられます。若芽は、おひたしにしたり、辛 子醤油にすると、お酒やビールのおつまみとして大ウケ間違いなしです。

ふき <きく科>

産地・特徴:山や野原に自生する多年草。雄雌が別株になっていて、大きな 葉が特徴。ふきのとうはつぼみの状態。 時期:5-7月頃
食用部分:葉柄
調理方法:塩を少し入れてゆで、皮をむき、水にさらして調理してください。 煮もの、酢のもの、油いため、それに佃煮もおいしいものです。ふきのと うはみじん切りにし、味噌でたたき合わせ、酒と砂糖で練り合わせます。 他に天ぷらにも。

アクの抜き方
山菜を採ったら、その日のうちにアク抜きを。特にアクの強いわらびを例にとると、
  1. 沸騰した1リットルのお湯に重曹20g位を入れて溶かします。
  2. わらびを入れて、浮き出さないように落としぶたをします。そのまま重石などをのせ、一昼夜おきます。
  3. 重石をとってきれいに水洗いし、さっとゆでで2〜3時間水にさらします。

保存の仕方
乾燥ゼンマイ、わらび、ふきのとう、よもぎ、カタクリなど。
  1. 綿毛(ゼンマイ)があれば取ります。
  2. アク抜きをします。
  3. ゴザなどの上に広げ、2〜3日陽光に当てます。時折混ぜたり、もんだりしてください。(夕方になると屋内へしまいます)。
  4. 湿気に気をつけ、ビニール袋などにいれて冷蔵庫や涼しい場所で保存します。
塩漬けわらび、山うど、タラの芽など。
  1. まず、容器の底全体に薄く塩を敷いてください。塩の量の目安としては、漬ける山菜の2割強位。
  2. 塩の上にわらびを並べ、その上にまた塩をふりかけ、これをくりかえします(一番上にたっぷりと)。
  3. 押しぶたをし、重石を置く。
  4. 約1カ月後に取り出し水洗い。そして最初と同じ要領で漬け直します。(塩の量は最初より少なめで)。
  5. 半月後に、さらに半分くらいの塩で漬け直します。
毒草に注意
食べられる山菜にまじって、山菜によく似た毒のある草花も数多くあります のでご注意ください。山菜採りに出かけられる場合は、なるべく山菜や野草 の知識が豊富な方と同行するようにしましょう。山菜の本や資料にみかけな い野草は摘まないことです。一見どちらとも判断がつかない時には、詳しい 方に見ていただき、充分確かめてから調理するようにしてください。

湯沢町観光協会

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