スキー場の選び方のポイントは?
スキー・スノーボードをするなら、まずは自分のレベルにあったコース選びができるかがポイントです。初心者であれば、初級者コースが充実しているスキー場を選ぶと良いでしょう。スキー場のホームページには、コースマップが掲載されており、コースレベルを確認できます。スキーの場合は、スキーヤー専用ゲレンデを選ぶと、スノーボーダーとの衝突が避けられるのでより安心です。雪遊びなら、スキー・スノーボード以外のアクティビティや、雪遊び専用のエリアがあるスキー場がおすすめです。
また泊まりがけでお出かけの場合、宿泊先に近いスキー場や、ホテル併設のスキー場を選ぶのも良いでしょう。ゲレンデまでの移動が楽になるだけでなく、宿泊代とリフト券をセットにした宿泊パックや、旅行会社のツアーなども利用できます。
リフト券の購入方法は?
リフト券には主に1日券・半日券・回数券・シーズン券などの種類がありますので、ご自身の予定に合わせて購入を検討してください。他にシーズン前から販売する早割券などもありますが、直前購入ができないこと、数量限定である点にご注意ください。
リフト券は現地でも購入できますが、WEB販売を利用すると割引価格で購入できます。各スキー場のホームページから、販売サイトのリンクに飛ぶことが出来るので簡単です。
またコンビニエンスストアでの購入も可能です。コンビニで販売しているリフト券には、食事券やレンタル割引などの特典が付いている場合が多いので、お得な上に自宅近くのコンビニでも購入できて便利です。(注1)
他にもリフト券と食事・温泉などがセットになったお得な日帰りパックの利用や、宿泊施設で宿泊者対象の割引リフト券を購入できる場合があります。
(注1)WEB販売・コンビニエンスストア販売に対応していないスキー場もあります。
スキー・スノーボードやウェアの
レンタルはどこでできるの?
一番手軽なのはスキー場のレンタルを利用することです。価格はやや高めですが、最新ギアを揃えている所が多く、サイズ交換や不具合が出た際にもすぐ対応してもらえます。
また町内のレンタルショップを利用するのも一つの方法です。スキー場よりもリーズナブルな価格でレンタルすることができ、近隣のスキー場や宿泊施設への送迎にも対応しているショップもあります。(注2)他にも、お泊りの宿泊施設でレンタルを取り扱っている場合は、そちらを利用することもできます。レンタルから着替えまで、宿ですべての準備を整えてゲレンデに向かうことができ、チェックイン前の荷物預かりなどにも対応してくれるので安心です。宿泊プランにレンタル代がセットになっている場合があるので、確認しておきましょう。
どのレンタルを利用する場合でも、必要な道具はすべて揃っているので、当日手ぶらで現地へ行っても大丈夫。(注3)WEBでの事前予約に対応しているところなら、待ち時間が少なく手続きも簡単です。
(注2)エリアによって送迎対象外となる場合があります。
(注3)直接肌に触れるもの(手袋・帽子・ゴーグルなど)は衛生面からレンタルを行っていない場合があるので、その場合は個人で用意しておく必要があります。スキー場内のショップや宿泊施設の売店などで購入できる場合もあるので、事前に確認しておきましょう。
ワンポイントアドバイス
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その1. ヘルメットの必要性
雪はふわふわと柔らかいイメージがありますが、気象条件によってはアスファルトのように固くなることもあります。ヘルメットは転倒時の衝撃だけでなく、スキーヤー同士の接触や、スキー板が頭部に当たるようなケースからも頭を守ってくれます。スキー場やショップでレンタルすることができますので、初級者・上級者に関わらず、着用を強くおすすめします。
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その2. インナーの選び方
スキーやスノーボードをする際は、汗をかくことを考慮し、ウェアの下に着るインナーは速乾性や通気性の高いスポーツインナーがおすすめです。保温効果の高いものは、一度汗をかいてしまうと逆に体が冷えてしまう恐れがあります。寒さが心配な時はインナーの上に着用する形で調整しましょう。靴ズレ対策に、靴下は必ず厚手のロングソックスを着用しましょう。
初めてだからレッスンを受けたい!
スクールでは
どんなレッスンが受けられるの?
スクールは一般的に「プライベートレッスン」と「グループレッスン」に分かれており、午前・午後の二部制となっています。
「プライベートレッスン」は、グループレッスンより費用は高くなりますが、1人~少人数で受講するので、自分の不得意な部分が明確に分かりやすく、より丁寧で的確な指導を受けることが出来ます。
「グループレッスン」はレベル別にクラス分けを行い、自分と同じくらいのレベルの仲間と一緒に受講できるので、モチベーションが上がり、楽しくレッスンを受けることができます。
スキー・スノーボードが初めての
子供でも大丈夫?
初めてのお子様の場合、おすすめはスキー場で開催しているキッズ向けのスクールに入り、専門のインストラクターに教えてもらうことです。キッズスクールでは、子供が理解しやすい言葉や方法で段階的に指導を行ってくれるので、すべり方の基礎をしっかりと学ぶのに最適です。
一般的にスクールは事前予約が必要となります。お子様の年齢によって、対象クラスやレッスン内容が異なりますので、事前にスキー場に確認するようにしてください。基本的には一般レッスンと同様に「プライベートレッスン」と「グループレッスン」を行っています。
障がいのある人でも
スキーを楽しめる?
障がい者スキープログラムを実施しているスクールで、サポートを受けながらスキーを楽しむことができます。スクールでは、経験豊かなスタッフが、様々な障がいの種類や状態に合った補助器具を使用しながら、最適な方法でサポートを行います。
例えば、下肢に障がいのある方や車いすを常用している方などの場合、座位で使用できる滑走具を使って、当事者または介助者による操作で、ゲレンデを滑走することが出来ます。また視覚に障がいのある方の場合、伴走するスタッフが視覚障がい伴走用スピーカーを装着し、インカムを通じて音声でアドバイスを行います。これにより強風などの悪天候でも音声が聞き取りやすく、安心してスキーを楽しむことが出来ます。他にも障がいのあるご家族と一緒に滑る方法を学ぶためのプログラムなども行っています。
スクールは完全事前予約制です。障がいの状況は個々により異なる為、安全にお楽しみ頂くには事前準備(器具や装備、スタッフの配置など)が不可欠ですので、必ず予約を行ってください。
スキーやスノーボードをしなくても
楽しめる?
スキー場では、スノーモービルやスノースクートなど、様々なアクティビティが体験できます。お子様と一緒なら、専用エリアで安心してソリや雪遊びが楽しめるスノーランドやキッズパークがおすすめです。雪遊びに必要なスノーブーツもレンタルすることができます。アクティビティ以外にも、ゴンドラやロープウェーを使った雪見観光が楽しめます。スキーなどの滑走用具を装着していなくても乗ることができるので、ゲレンデまで気軽に雪景色を見に行くことができます。(注4)
スキー場内のレストランやカフェなども利用可能ですので、スキー場自慢の「ゲレ食」をお目当てに出かけるのも良いですね。(注5)
他にも温泉やプールなどが併設されているスキー場もありますので、スキー・スノーボードをされない方でも多彩な楽しみ方ができます。
(注4)リフトは滑走用具を装着していない方の乗車不可
(注5)ゲレンデ内の施設は、場所によってスキー・スノーボードの装着が必要
スキー場へのアクセスには
どんな手段があるの?
新幹線をご利用の場合、駅からスキー場への最も一般的なアクセス方法は「スキーシャトルバス」です。ほとんどのバスが無料で乗車可能です。運行情報は、各スキー場のホームページに掲載されています。自家用車の場合は、駐車場の有無や料金を確認しておきましょう。道路状況の確認やスタッドレスタイヤ・チェーンの準備も必須です。
他にも、駅から歩いて行けるスキー場や、新幹線の駅とゲレンデが直結しているスキー場もあります。高速バスをご利用の場合は、乗降場所が高速道路のインターチェンジとなり、駅から離れている為、タクシーの手配をおすすめします。また宿泊の場合は宿の送迎を利用できる場合があります。
スノーリゾートを安心・安全に
楽しむために
急なケガや体調不良が発生した場合
きちんと準備をしていても、思わぬケガや急な体調不良など、想定外の事態が起きる場合があります。ゲレンデ内で、ケガや体調不良などのアクシデントが起きた場合は、近くにいるスキー場スタッフやパトロールに救助を求めましょう。スキー場には救護所があり、必要に応じて応急処置や救急車両の要請などを行います。
また救急医療の受け入れを行っている近隣の医療機関情報などを、事前にチェックしておくと安心です。受診する際は、まず医療機関に電話をして症状を伝え、電話で指示を受け、その指示に従って受診してください。
これでゲレンデへ向かう準備は
バッチリ!
思い思いの楽しみ方で
スノーリゾートを満喫しましょう!