雪国館で開催される中島さんの講演会として6回目。町内外から15名の参加がありました。
瑞祥庵の仁王尊の写真をテレビ画面に写しながら中島さんが解説。「この髭も、最初から書いてあったのを塗り替えたんですって。元は、もっと緻密に書いてあったそうですけど、今はね」と話すと、会場から笑い声が上がりました。「それにしても立派な彫刻。ずっと大事にしてもらいたい」と中島さんは話していました。
町内在住の山﨑郁奈(かな)さん(77)は、雲蝶の彫刻を見たことがなかったので、講演会を聞いてから西福寺開山堂を訪れようと思って参加。講演会を聞いて、「中島さんの話がすごく分かりやすくて良かった」と笑顔で話していました。
日時:11月3日(土・祝)午後7時開始 ※終了しました
料金:大人500円、小中学生250円(入館料が含まれます)
石川雲蝶専属ガイドの中島すい子さんの著作『石川雲蝶と魚沼の人々』が発行されました。カラーA5版、63ページの書き下ろし。湯沢町歴史民俗資料館「雪国館」にて、同書発行を記念した講演会が開催されます。
前作『私の恋した雲蝶さま』から約4年かかっての発行。中島さんは「前作を書いたときには分からなかったことを掘り起こした。点と点が線になり、形となって出来上がった」と話しています。
取り上げた題材は、中島さんが譲り受けた欄間、雲蝶が世話になった上村家に進呈された炬燵ヤグラ、湯沢町の瑞祥庵にある仁王像を塗り替えた塗り師についてなど。
旧堀之内町(魚沼市)から湯沢町へ移住した小林守雄さん(87)は、故郷にあった「六歌仙」の欄間の写真を提供しました。小林さんは同書を読んで「中島さんは自分が納得するまで捜し歩いて努力していて、たいしたものだなあと感心する。講演会が楽しみ」と話していました。