おかげさまで、町内外より約20名の参加がありました。
今や機械化されていますが、昔は全てが手作業。小林さんによると「実際はとにかく大変だった」ということです。「馬鍬(まぐわ。「まんが」と言う。馬や牛に引かせて、水田をかきならす道具)」の話題が出ると、小さな頃の思い出話になりました。小学校高学年くらいから、牛馬を誘導する仕事である「はなっとり」をさせられたそうです。「どこを歩かせればいいか分からないと、牛馬じゃなくてこっちが叩かれた」と小林さん。田村さんも「曲がったりすると、どこ行ってるがだと言って叱られた」と懐かしそうに話しました。
南魚沼市から参加した60代女性は「昔の細かい事までよく覚えていて、ユーモアもあって楽しかった。こういう人たちのこういう話は、絶対聞いとかなくちゃいけないと思った」と話していました。
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【日時】2019年7月15日(月・祝)午後2時より ※終了しました
湯沢町出身・在住の田村正夫さん=写真右=、魚沼市出身・湯沢町在住の小林守雄さん=写真中央=、津南町出身・在住の石沢今朝松さん=写真左=。3人とも、ちょうど88才です。生まれ育った地域が違う3人が、昔、どのように農作業をしていたかを語ります。田村さんと石沢さんは現役で農業をしており、小林さんは魚沼市で暮らしている頃、養蚕や養鯉もしていました。牛も飼っていて「牛のワラジ」も履かしたそうです。
1月に開催した「昔の雪国生活を語る」が大変好評いただきました。町内在住で秋田県出身の80代女性は「知らない話がたくさんで興味深かった。また違う話を聞きたい」と開催のリクエストしてくださいました。小林さんも「まだまだ話し足りなかった。もっと面白い話が、いくらでもあるよ」と意気込んでいます。入館料のみでご参加いただけます。ぜひご来館ください。
【3人のご紹介】
現在も農業をしている田村さん。ヤギを飼っていて、4月に2頭の子が生まれました。